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このページは様々な経験を持つ会員からの安全意見を掲載するページとしてこの度構築いたしました。
内容はあくまでも参考であり、お読みになるご自身の整理判断が大切です。
これらの内容が安全飛行の一助になれば幸いです。
ハンガートークHP製作責任者
技量維持担当
野村達夫
回転翼から切り離せない 密度高度の教訓。
2017年3月5日長野県防災ヘリコプター事故。
参考にしてください
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昭和47年ごろの話、
昭和30年代の自衛隊で回転翼整備士として在籍したことがある優秀な整備士
から次のような話を聴いたことを思い出します。
時は昭和30年代
海上自衛隊(海上警備隊と呼ばれていた?)
機種は ベル47
館山へ向け相模湾を3機編隊で飛行していた
着陸のため まず一番機が高度を下げて降りて行った
ところがその一番機がいつの間にか見えなくなってしまった
どうしたのだろうと、2番機が降下、ところがその機体も突然消えてしまった。
続けて3番機が降下したところ、その機体は海面上でホバーリングが出来ず没してしまった。
3機とも海面上で止まることが出来ず、没してしまったのでした。 この日、離陸後気圧が急激に降下していたことを知る由もなく、
海面上で止まれずそのまま何事もないかの如くスゥート海中へ落ちたという事でした。
この事故により密度高度の意味を強く再認識した出来事だったそうです。 当時民間の回転翼訓練ではこの密度高度の意義と解釈をしっかり教育されていました。
因みに乗員がどうなったかは、聞き漏らしました。
長野県防災ヘリコプターの事故、ふと先人から聞いた密度高度の話を思い出した次第です。
因みにこの時の気象を調べてみました。 2017年3月5日
機体 ベル412EP アウトオブグラント゛エフェクト(地面効果外ホバーリング高度)13800ft
飛行場所周辺最高障害物 鉢伏山 1926m ボッチ山 1665m
松本測候所 気温13度 機器設置高度 610m
1926m における推定外気温は 1926-610≒1300m 13°- 8°= 6000ft 5°
密度高度はお読みいただいた皆様で算出してください。 |
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